日本では昔から高級魚として珍重され、祝い事には欠かせない魚です。春先のマダイは産卵時期にあたり、「桜鯛」と呼ばれ、脂が乗って大変美味しくなります。
歯ごたえのある白身でクセがなく、淡泊で風味豊か。旨味成分が豊富。栄養素はビタミンB1、B2、良質のタンパク質とタウリンが豊富。養殖ものは天然ものに比べて脂肪を多く含む。
目が澄んでいて身が厚く、体表に光沢があり、尾の部分に幅のある、太っているものを選びましょう。
旬な季節:3月~5月
・タイの刺身盛り合わせ ・鯛茶漬け ・鯛の塩焼き ・鯛の煮つけ
・鯛のムニエル 梅肉ソース ・鯛めし ・鯛のアラ汁 ・鯛のポワレ ・鯛の吸い物
●タイの刺身盛り合わせ●
【材料】(7人分) |
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・タイの切り身…21切れ |
・甘夏の輪切り…7枚 |
・大根…………少々 |
・甘エビ………14尾 |
・人参の葉……少々 |
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【作り方】
(1) タイの切り身でバラの花びらを作る。
(2) 輪切りにした甘夏の上に(1)と甘エビ・大根・人参の葉を盛り、飾り付ける。
©山陰浜田港お魚料理教室(2016年) 管理栄養士 長野操子先生
●鯛茶漬け●
【材料】(4人分) |
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・マダイ………20~24切れ |
・みつば………適宜 |
・塩……………小さじ2Ⓐ |
・だし汁………1ℓ |
・いりごま……適宜 |
・薄口醤油……小さじ2Ⓐ |
・マダイのあら…適量 |
・きざみのり…適宜 |
・砂糖…………小さじ1Ⓐ |
・昆布…………1枚 |
・わさび………適宜 |
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【作り方】
(1) だし汁を作る(3枚おろしで出たマダイのあらと昆布でだしを取る。あらと昆布を取り出し、だし1ℓにⒶを加える。中火で熱し、沸騰直前に火を止める)。
(2) 「お造り」の要領で、厚み5~6mmの刺身を作る。
(3) 大きめの茶碗に白飯を盛り、その上に刺身を5~6切れ並べる。
(4) みつば・いりごま・きざみのり・わさびを適量のせる。
(5) (1)のだし汁をお好みの量かける。
Ⓒ島根県松江水産事務所
●鯛の塩焼き●
【材料】(4人分) |
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・マダイ………4切れ |
・塩……………適量 |
・酒……………適量 |
【作り方】
(1) 3枚におろした身を2~3cmの厚みに削ぎ切りにし、両面に酒をかけて5分程おき、水気をふき取る。
(2) 塩をふり、10~15分おいてから魚焼きグリルで焦がさないように中火で両面を焼く。
Ⓒ島根県松江水産事務所
●鯛の煮つけ●
【材料】(5人分) | ||
鯛……………………5切れ | 生姜……………………少々 | A 水……………………300cc |
A 酒……………………150cc | A みりん………………40cc | A 醤油…………………60cc |
A 砂糖……………………30g | 小松菜……………………1/2袋 |
【作り方】
(1) 鯛の鱗をとる。頭を切り落とす。
(2) 内臓を洗ってきれいにする。骨付きで4等分にする。
(3) 鍋にAの調味料を入れる。中火にかけてひと煮立ちさせる。
(4) 鯛を入れ、落し蓋えをして中火で煮る。
(5) 小松菜を洗って茹でて3cm幅に切る。
(6) お皿に鯛の煮つけを盛り、煮汁をかける。
(7) 茹で小松菜を添える。
©山陰浜田港お魚料理教室(2023年) 管理栄養士 長野操子先生
●鯛のムニエル 梅肉ソース●
【材料】(5人分) | ||||
鯛………………5切れ | 塩コショウ……大2弱 | 小麦粉…………適量 | オリーブオイル……適量 | A 梅肉……大2弱 |
A 砂糖………大2 | A みりん………大2 | A 醤油………小1 | A 水……………大1 |
【作り方】
(1) 鯛を三枚おろしにする。
(2) 塩コショウをして小麦粉をつける。
(3) フライパンにオリーブオイルを入れ、中火にして両面を焼く。
(4) Aの調味料を合わせる。
©山陰浜田港お魚料理教室(2023年) 管理栄養士 長野操子先生
●鯛めし●
【材料】(12人分) | |||
鯛の頭…………適量 | 米……………12合 |
水……12カップ弱 |
薄口醤油……大6 |
みりん…………大2 |
酒……………100cc |
根昆布だし……大4 | 塩…………少々 |
牛蒡……………適量 | 人参…………適量 |
【作り方】
(1) 鯛の頭をきれいにあらう。
(2) 熱湯にさっとくぐらせる。
(3) 牛蒡と人参をささがきにする。
(4) 米を洗う。ザルにあげて水切りをしておく。
(5) 炊飯器に米、酒、薄口醤油、根昆布だし、みりんを入れる。
(6) 牛蒡、人参、鯛の頭を入れて炊く。
©山陰浜田港お魚料理教室(2023年) 管理栄養士 長野操子先生
●鯛のアラ汁●
【材料】(5人分) |
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鯛のアラ………………適量 | 水………………1リットル | 冬瓜………………100g |
人参……………………1/4本 | しめじ…………1/4袋 | ネギ………………少々 |
すりおろし生姜………少々 | 味噌……………40g | 根昆布だし………小1 |
【作り方】
(1) 鯛のアラをきれいに洗う。
(2) 鍋に水を入れて沸騰したらアラを入れる。アクとアラを取り出す。
(3) 冬瓜の皮をむき、食べやすい大きさに切る。
(4) 人参をきれいに洗って、食べやすい大きさに切る。
(5) しめじは石づきを切り落として半分に切る。
(6) ネギは小口切りにする。
(7) 出し汁の中に野菜を入れて煮る。柔らかくなったら、味噌・生姜・根昆布だしを入れて味を調える。
©山陰浜田港お魚料理教室(2023年) 管理栄養士 長野操子先生
●鯛のポワレ●
【材料】(6人分) | |
・鯛の切り身……6切れ | ・塩コショウ……少々 |
・酒……大2 | ・オリーブオイル……適量 |
【作り方】
(1) 鯛の切り身に塩コショウ、酒を振る。
(2) フライパンにオリーブオイルを敷き、鯛の皮目から焼く。
(3) 皮がパリッと焼けるようにフライ返しでおさえて焼く。
(4) 裏返して両面を焼く。
©山陰浜田港お魚料理教室(2023年) 管理栄養士 長野操子先生
●鯛の吸い物●
【材料】(6人分) | ||
・鯛のアラ……適量 | ・水……900cc |
・だし昆布……5cm |
・塩……少々 | ・薄口醤油……大1 | ・紅白団子……各6個 |
・ほうれん草……少々 | ・乾燥わかめ……少々 | ・柚子の皮……少々 |
【作り方】
(1) 鯛のアラを湯通しして、アクや臭みを取る。
(2) 鍋にだし昆布を入れ、30分くらいおく。
(3) (2)を中火にかけ、沸騰前にだし昆布を取る。
(4) (3)に鯛のアラを入れてだしを取る。だしが出たらアラを取り出す。
(5) (4)に塩と薄口醤油を加え、味を調える。
(6) ほうれん草は茹でて、2cm幅に切る。
(7) 乾燥わかめは水に戻す。
(8) お椀にほうれん草・紅白団子・わかめを盛り、だし汁を注ぐ。柚子の皮を飾る。
©山陰浜田港お魚料理教室(2023年) 管理栄養士 長野操子先生
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