会議名 |
平成30年度浜田市弥栄自治区地域協議会(第9回) |
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開催日時 |
2019年1月22日(火) 18時30分~20時15分 |
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開催場所 | 弥栄会館大研修室(浜田市弥栄町長安本郷) | |||
会議の担当課 | 弥栄支所防災自治課 | |||
議題 |
協議事項 5件 |
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公開・非公開 | 公開 |
1 協議事項
⑴ 平成31年度弥栄自治区主要事業及び地域振興基金残高について
現時点における自治区地域振興基金の残額と、平成31年度末時点での残額の見込み額について、説明がありました。 発言者 発言内容(要約) 会長 質疑の前に、平成32年3月末時点において使い切れなかった場合の地域振興基金の扱いについて協議をしたい。 委員質問 基金について、会長が先ほど言われたような、弥栄の地域が必要な時に使うことが出来る財源にすることが出来るのか。 支所回答 現状、地域振興基金が残らない予定の自治区と、弥栄のように多く残る見込みの自治区があるが、基本的には基金は一本化される予定である。 会長 1月12日の意見交換会(体験村に関して)においても、住民の意見として弥栄の基金を残してほしいという声もあった。 (委員、賛同) 質問 除草省力化対策事業について、使用する除草剤の詳細について教えていただきたい。 支所回答 除草剤の事についてはまだ決定していないが、地域の方と相談をしながら、環境に影響が少ないものを選定したい。 意見 主要事業にはないが、現在行われている認知症カフェについて、実施をしている建物のトイレが、そういう活動には不向きな状態である。 支所回答 認知症カフェは、安城の公衆トイレ隣の建物を利用して毎月1回行われている。 会長 是非、前向きに検討していって欲しい。 質問 (仮称)杵束コミュニティ施設整備事業について、施設の面積等の縛りが強いという話を聴いている。 支所回答 (仮称)杵束コミュニティ施設整備事業については、これから実施設計を行うので、詳細は決めていない。 質問 地域振興基金を何らかの形で残していこうという話になったが、地域振興基金の活用状況が昨年に比べて少ないということは、取り組む事業がないということか。 支所回答 取り組む事業がないわけではない。 委員質問 林道の側溝があちこち詰まっているのでその除去や、長安の第2加工場も運休しているのでその活用を行う等、基金が利用できる期間内にどんどん活用していくことは出来ないのか。 支所回答 アイデアをいただくのはありがたい。 委員意見 たとえ自治区制度が無くなったとしても2億6千万円の基金は残してほしいと強く要望する。 会長 基金を使う案を、行政が立てている。 質問 学校給食と、地元の農家の中継をしているのは産業建設課か。 支所回答 学校栄養士と相談して、農家の野菜を使用してもらっている。 質問 以前、学校給食のセンター統合の問題が浮上した時に、有志の会を設けて食育の観点から学校栄養士と相談をして、学校給食について考える機会を設けていた。 支所回答 保育園については民間事業者であったため、取り組みの対象としては入っていなかった。
また、平成31年度予算要求を行う自治区の主要事業について、担当課からそれぞれ説明が行われました。
■■ 質疑応答・意見 ■■
弥栄の先人たちが貯めてきた基金をどうすればよいか。
出来れば、今後弥栄の地域で必要な時に使用できるようにしてもらえるようにお願いをしてみてはどうか。
しかしながら、先ほどの話にもあったように、先人が弥栄の将来のために蓄えてきたこれだけの額の基金が無くなって、地元の方が納得されるのか。
今後、この基金を弥栄のために使用できるような配慮をお願いしていきたいと思っている。
もし、地元から陳情をされると回答が出されることになるので、地域振興基金としては残らないが、何らかの配慮をいただくということは可能かもしれない。
あくまで可能性の話なので、担保は何もない。
地域協議会として、市に対し意思表示をしようと思うが、如何か。
獣肉加工に関する商品開発について、良い商品はもっと宣伝をして売り出していって欲しいと思うが、商品開発の動きはどうなっているのか。
獣肉加工処理施設の商品開発については、現在肉の解体を地域おこし協力隊が一人で行っており、解体で手一杯というのが現状である。
今後、猟友会のお手伝いをいただきながら、商品開発の方に力を入れていきたいということで、今回予算を計上させていただいた。
そういうところにも配慮をいただきたい。
NPO法人弥栄発生活リハビリネットの理事長が個人所有している物件での実施ということで、そこを改修する手段を検討してきたが、適当なものがなかった。
NPO法人弥栄発生活リハビリネットの方でも民間補助金等の利用なども含めて検討しており、市でも結論には至っていないが、改修費補助ではなく運営費の補助として支援が出来ないかという議論を行っている。
現在それぞれとなっている公民館や社会福祉協議会の事務所スペースが一つになるような懸念もあるが、どのように考えているか。
林道小熊谷線の崩土が手付かずとなっているが、対策は考えているのか。
任意の地元検討委員会を立ち上げていただいているので、設計の際には相談をさせていただきたい。
公共施設の再配置計画上で面積の制限が出来ている。
市のルールに則り、相談をしながら進めていきたい。
林道小熊谷線は現在方塊ブロックで法尻を止めている。
災害復旧の対象とならなかったため、対応が改良事業の扱いになっており、他の改良事業もあり順番が回ってこない。
予算の枠内で、何とかしていかなくてはならず、すぐにということにはならないかもしれないが、最低限危険のないようにしていきたいと思っている。
昨年度と比して少ないのは、昨年度は水道料金改定の激変緩和措置があったことと、ふるさと体験村の先行きが不透明なため平成31年度の予算にはその経費が組み入れられていないといった理由である。
あるだけ使うという発想はない。
基金運用の考え方として、必要な事業に係る費用で、基金よりも他に使えるものがあればそちらを優先し、基金を無駄に使わないようにしている。
基金を使用するには、地域協議会から地域のために行う事業の要望が上がってくるのが本来の姿であると思う。
今後、基金が何らかの形で残り、地域協議会があるのであれば、地域協議会の場で、住民が望む地域のための事業を諮って欲しい。
保育園の給食についても関わりがあるのか。
保育園は民間の施設でもあり、関与はしていない。
現時点では、学校給食については当面現状維持が続くということで、活動は少し止まっている。
当時は保育園の給食についても検討しており、保育園の給食は食育の観点から重要であることは判っているが、地域の農家と保育園の間に入るコーディネーターが居ないという点が難点として挙げられていた。
保育園、小中学校の期間を通じて、食育のコーディネートや教育という事業を行うことは出来ないのか。
今後、様々な壁はあると思うが検討していきたい。
食育については、子どもの頃からの教育が大事であり、メニューや衛生管理に関する部分については、市の栄養士が市内の保育園の担当者を集めた会議を行っているが、材料についての事は触れられていないのが現状である。
今後、検討するにあたり民間の事業者であるということで、難しい面が多く、それが叶うかどうかは判らないが、課題として受け止めさせていただく。
⑵ 自治区制度見直しに係る方針素案について(継続)
昨年12月に、今後の自治区制度を見直していくための方針素案がまとめられました。
各地区の地域協議会では、「制度の廃止」ということに大きな拒否反応が見られました。
自治区制度の「廃止ありき」ということではなく、新たな条例の下に次の制度を示して移行するという考え方をまとめた資料が追加で提出され、協議が行われました。
■■ 質疑応答・意見 ■■
発言者 発言内容(要約) 意見 見直し案に「自治区長を廃止」し「地域協議会会長が地域の実情や要望を把握し、市長に意見する役割を担う」という内容が前回出て、地域協議会会長にそこまでの責任を負わせて良いのか。 支所回答 地域協議会に限らず、会議では自分の意思や意見が表に出たり、地域から聴いた意見が出たり、多種多様な意見が出ると思う。 地域政策部 これから地域協議会に期待される役割としては、市長の諮問に応じて、浜田市の総合振興計画やそれに準じる計画、市の重要施策についての議論ということであれば、地域協議会の委員だけでの議論では難しく、地域の方々の意見を聴いて持ち寄って議論を進めながら、答申をまとめていくような形になると思う。 質問 これからも、まちづくり推進委員会と地域協議会はそれぞれで残す考えか。 地域政策部 新しいまちづくり条例の中で、それぞれの役割についても明確に謳い込む必要があると思うが、活動自体は今までどおり続けていってもらいたいと思っている。 質問 各委員の人選はどう行うのか。 支所回答 人選については、各自治区によって仕組みの成り立ちが違うので、自治区それぞれで人選を行うこととなる。 地域政策部 自治区長が廃止になるのであれば、地域協議会から自治区長を推薦するという業務はなくなる。 意見 現在の地域協議会のやり方を個人的には良く思っていない。 支所回答 地域の代表として出てきていただくには、送り出す側である地域の母体が必要なわけで、地域として「この人に任せて託せる」方を送り出して、バックアップをしていただくような形にならないといけないと思う。 会長 この件について、今後のスケジュールとして、2月4日にまちづくり推進委員会と地域協議会の合同会議を行う。 (委員賛同)
自治区制度廃止についても、地域の皆さんの声を聴けば「続けていって欲しい」という意見が多いことが想像できるが、私個人の意見としては「廃止すべき」と思っているので、自分の意見を殺して地域の皆さんの意見を反映するべきであるのであれば、委員の皆さん一様に認識をしなければならないと思う。
この地域協議会の場が、個人の思いを述べる場所なのか、住民の意見を汲み取って発言するべき場所であるのか、明確にさせて欲しい。
地域の意見を汲み取って臨むのであれば、準備に相当な時間が必要となるので、テーマや資料などもかなり早めに用意してもらわなければならなくなる。
どの意見が良いとか悪いということではなく、多くの意見の中から方向性を定めていくというのが、こうした会の役割であると思う。
今後、地域協議会は中山間地域の振興対策や、地域の活動の拠点であるコミュニティに関する事項の協議、その他弥栄地区で重要な意見を市長に述べるところになると思われる。
前回、各地区の地域協議会にこのたたき台を示した時に、弥栄自治区については比較的好意を以って受け入れられたと感じたが、他の自治区においては「自治区制度を廃止する」ということに強く反発をされているところがある。
言葉が足りない面もあったが、廃止ということではなく現在の自治区制度の良いところを継承しつつ、まちづくり条例の下に新しくまちづくりを包括的に実施していくという主旨である。
また、自治区という言葉はなくなるとして、これから先も弥栄地域とか旭地域といった括りは大事にしていく必要がある。
公民館についても、まちづくりを支援する機能を充実させていきたい。
ただし、公民館については地域によって在り方がまちまちで、すでにまちづくり事業に取り組まれているところと、そうでないところがある。
公民館の実情に応じて、少しずつ進めていく必要があるので、必要な人員や予算等も検証し、活動がし易い状況を作っていく。
予算面においては、中山間地域共通の枠を設けて共通の課題に対して、中山間地域全体で事業に取り組めるようにしたい。
こうしたことを踏まえて、議論を深めていっていただければと思う。
ただし、その在り方についてのご意見があれば、仕組みを変えるチャンスでもあるので、出していただきたい。
今回の見直しに合わせて、再検討が必要だと思っているので、人口の少ない弥栄自治区でどのように考えていくかは課題である。
地域協議会の委員選出については、地域の選出方法を尊重する。
充て職的な委員の集まりではなく、各専門分野の方々が集まって、テーマに沿って議論をするべきである。
思いの強い方々が夜や休日に集まって、ボランティアで活動すればよいのではないかと思う。
現在までは正直なところ、順番や人数を充たすために選出していた部分も強かったと思うので、改めていきたいと考えている。
2月17日には2回に分けて、住民意見交換会を行い、2月27日には第10回目の地域協議会を行う予定となっている。
次回の地域協議会までに出た意見をまとめる必要がある。
勉強会を開催して、まとめを行いたいと思うがいかがか。
⑶ 浜田漁港周辺エリア活性化検討委員会委員の推薦について(報告)
この委員会は 「浜田漁港周辺エリア」の活性化対策について検討するため新たに設置されるもので、各自治区の意見を広く聴きたいということで、各地域協議会に推薦依頼がありました。
推薦期限が今回の地域協議会に間に合わなかったため、正副会長で協議の結果、岡本均委員が推薦されたという報告があり、事後承認されました。
⑷ 浜田市行財政改革推進委員会委員の推薦について
互選の結果、現任者である岡本副会長が継続して推薦されることが承認されました。
⑸ ふるさと体験村活用案の提案について
ふるさと体験村の活用について、地域協議会で協議を重ねてきました。
1月12日には住民意見交換会を行い、その意見を集約することができました。
今回は、浜田市長に協議の結果である「ふるさと体験村の今後の運営に係る意見について」と、「ふるさと体験村の活用を検討する住民意見交換会の概要」を提出することについて、最終確認が行われました。
2 その他
⑴ 弥栄風力発電施設建設反対期成同盟会の活動状況について
同会の会長である小松原氏から地域協議会に対し、風力発電施設建設中止を求める活動状況の説明がありました。
現在、署名活動と建設反対の意思を表す看板設置を9ヶ所行っている旨の報告が行われました。
以上
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