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千年比丘1号墳・千年比丘1号墳出土品(浜田市指定文化財)

指定日:令和2年3月19日
所在地:古墳:金城町長田/出土品:金城町波佐 金城歴史民俗資料館
所有者:古墳:個人/出土品:浜田市

   千年比丘1号墳は金城町長田に立地する南北約300mの丘陵北側に所在する。平成3年から5年まで金城町教育委員会により調査が実施された丘陵上の地山を削りだして造られた直径15m、高さ2mの円墳であり、また頂上部では3つの主体部が並んで確認された。内部の調査が行われた中央主体では上面で直立した砥石と土器片(鼓型器台・甕類)が出土し、山陰各地域で類例が確認される墓上祭祀と思われる。石見地域では前期古墳の調査例が少なく、山間部の古墳の始まりと小規模古墳の様相を知る上で重要である。

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