指定日:昭和10年4月11日
所在地:浜田市三隅町矢原
所有者:個人
三隅大平桜は、昭和10年(1935)に国の文化財指定を受けた、近隣で古くから名の知れた大桜です。
推定樹齢は約660年(2000年調査時)、樹幹が目通幹囲6.32m、根本周囲5.38mと非常に大きく立派です。また、大きく張り出した4本の幹枝は、東西24m、南北29.6mあり、花のない季節でも圧倒する大きさです。指定の時点では幹枝は11本ありましたが、その後の山火事や台風などで被災したために枝数が減り、現在の姿になっています。この桜は、所有者の大平氏の祖先が馬をつなぐために植えたと伝えられており、所有者の屋号と所在地の地名が「大平」であったことから「三隅大平桜」と名付けられ、品種も「大平桜」として分類されます。この「大平桜」という品種は、彼岸桜と山桜の自然交配種で、若芽は帯黄色で彼岸桜、枝葉の形状は山桜と、両方の性質をあわせもつ非常にめずらしいものです。花の色は薄く、白色に近い色合いです。
地図情報
三隅大平桜
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