企業版ふるさと納税でご支援をいただき『どんちっちノドグロ給食』が実現しました。
浜田市の魚に指定され、特選水産ブランドにも選定されている「どんちっちノドグロ」。
日本海の赤いダイヤとも呼ばれる大変美味しい魚ですが、高級魚であるため、これまであまり学校給食に提供されていませんでした。
子ども達に「思い出に残る給食を提供したい。」、「浜田の美味しい魚を知ってほしい。」、「水産業が盛んな浜田を誇りに感じてほしい。」との思いから、地元漁業者や地元水産高校生、学校給食会などの関係者が一体となって「どんちっちノドグロ給食提供プロジェクト」を計画しました。
そして、この事業にご賛同いただいた企業様からの企業版ふるさと納税によるご寄附を活用し、このほど市内小中学校の最終学年を対象に「どんちっちノドグロ給食」の提供が実現しました。
事業の概要につきまして、以下のとおりご紹介いたします。
どんちっちノドグロの確保
「どんちっちノドグロ」を漁獲する沖合底びき網漁業は、2艘の船で網をひいて魚を獲る漁業です。
浜田漁港の主要漁業の一つで、地元の水産加工業や仲買業、流通業、小売業などの様々な産業を支える大切な漁業です。
休漁期の明ける8月15日、沖合底曳網漁船団は、安全祈願祭を終えるとノドグロの漁場に向けて一斉に出漁します。
ノドグロが最も脂が乗る旬の時期は、夏と言われており、この時期に漁獲した魚を給食用に確保していただきました。
どんちっちノドグロの下処理
浜田水産高校食品流通科では、水産食品の知識や加工の技術を学びながら、地元の魚を使った商品開発にも取り組んでいます。
給食で使用する「どんちっちノドグロ」は、食品流通科の生徒さん達が、1匹ずつ丁寧に鱗や内臓取りをしてくださいました。
浜田の水産・出前授業
給食の提供に合わせて、小学校で浜田の水産に関する出前授業を実施しました。
浜田で行われている漁法やノドグロをはじめ浜田漁港で水揚げされる魚種、市場の競り指の体験など、水産業に関する学習を行いました。
水産高校生からは学校の活動紹介と下処理作業の説明や感想・思いについて発表がありました。
また、どんちっちノドグロ給食が提供されるまでの流れをまとめた動画を児童の皆さんに視聴していただき、多くの方々の関わりを知っていただきました。
どんちっちノドグロ給食の提供
2月14日から3月3日にかけて、市内27の小中学校・特別支援学校にて約1,010食の「どんちっちノドグロ給食」が提供されました。
丁寧に調理されたノドグロは、「脂が乗って美味しい!」と大好評でした。
沖合底びき網の漁業者さん、下処理を行った水産高校生も一緒に給食を食べて児童との交流を深めました。
この取組みを通じて、児童・生徒の皆さんや先生方から多くの感謝の言葉をいただきました。事務局としても大変有意義な事業であったと嬉しく感じています。
この給食が提供されるまでに漁業者さんや水産高校生さん、調理師さんをはじめ、多くの方々が関わり、様々な思いが込められていることを、子ども達に強く認識いただけたと思います。
貴重なご寄附をいただいた企業様に心から感謝申し上げます。
昨今では、若者を中心に魚離れが深刻となっていますが、こうした活動によって、魚食普及や地産地消の推進、ひいては浜田市の水産業の活性化に向けて取り組んでまいりますので、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願いいたします。
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- 浜田市 産業経済部 水産振興課
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