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ツキノワグマの生態を知って、被害対策を実行しましょう

 浜田市内において、ツキノワグマの目撃や農作物の被害情報が多数寄せられています。
 被害にあわないために、ツキノワグマの生態を知ったうえ、対策を講じることも重要です。

ツキノワグマの特徴

本州に分布するクマはツキノワグマです。ツキノワグマは視力が弱く、聴力と嗅覚に頼って行動、生活しています。大型で行動は鈍そうですが、運動能力がとても高いです。
体長
120~145cm
体重
40~130kg
視力
聴力や嗅覚のように著しく良くはないといわれている
聴力
非常に優れている
嗅覚
2キロメートル先の遠くの匂いも嗅ぎつけることができる
性格
基本的には、おとなしい。子連れの親は狂暴
得意な運動
木登り、水泳、走るスピード(約50km/h)
好きな場所
沢沿い、ハチ・アリの巣、 ドングリ林、果樹、竹林など

ツキノワグマの食べもの~雑食性ですが、おもに山菜や木の実などの植物が中心です~

○春 タケノコ、ブナの花、ビワ、やまもも、クワの実 
〇夏 アリやハチ類、ブドウ 
〇秋 多くの脂肪を溜め込み、冬の冬眠に備えます。堅果(ドングリ)、柿、クリ

ツキノワグマの行動範囲

○クマは大人になると1日に25~100㎢をテリトリーに行動します
○エサが豊富なところに何頭ものクマが集まることがあります。

ツキノワグマと遭遇しやすい時期

○クマとの出会いによる事故が多いのは、春の山菜採りと、秋のコケ(キノコ)採りの時期です。

ツキノワグマが活動する時間帯

○一日の中で活発に活動するのは朝夕です。特に春、秋は昼もよく活動します。 
〇人家の近くへは、夜間にやってくることもあります。

ツキノワグマに出会わないために

○ツキノワグマは、音やにおいに敏感です。ほとんどは、人より先に人間の接近を知って逃げていきます。
○クマ鈴などの音の出るものを身につけ、人間の存在をツキノワグマに知らせましょう。(注:鈴は大きい音のものであれば、一般のもので構いません。)
○天気の悪い日や、川のまわりでは、音や風向きで、ツキノワグマも人も気づきにくくなります。見通しの悪い場所には行かないようにしましょう。
○早朝や夕暮れ時はツキノワグマの行動する時間と重なります。外出の際は、特に気をつけ、音の出るものを必ず身に付けましょう。

ツキノワグマを引き寄せないために

○生ゴミは放置したり、畑などに捨てないようにしましょう。
○柿、クリなどの実は、できるだけ早く収穫し、落下した実は確実に回収しましょう。
(収穫しない放置果樹は誘引物になる可能性が高いので、できるだけ伐採するようにしましょう。)
○家の周辺の蜂の巣は撤去しましょう。
○養蜂施設は、設置場所に注意し、電気牧柵を必ず設置しましょう。
○キャンプや登山、渓流釣りで出たゴミは、必ず持ち帰りましょう。

ツキノワグマと出会ってしまったら

〇遠くに見かけた場合、驚かせないように静かにその場から立ち去りましょう。
○子グマの近くには、母グマがいるおそれがあり大変危険です。速やかに立ち去りましょう。
<至近距離で遭遇した場合>
○逃げるものを反射的に追いかける習性があります。背中を見せないように後ずさりで離れます。
○持っている荷物を一つずつ置いていき、ツキノワグマの興味をそらせます。
○それでも襲ってきた場合は、首の後ろで手を組み、うつ伏せで丸くなり、去るのを待ちます。

※ツキノワグマに関することは 島根県(鳥獣対策室)ホームページ をご覧ください。
※クマを目撃したり、被害があったときは、農林振興課または各支所産業建設課までご連絡ください。

 

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