会議名 |
令和5年度 第1回浜田市水道事業審議会 |
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開催日時 | 令和5年10月13日 (金)13時30分~14時50分 | |||
開催場所 |
浜田市殿町1番地 浜田市役所本庁舎5階 議会全員協議会室 |
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会議の担当課 | 上下水道部水道管理課 | |||
議題 |
議事 1 令和4年度 浜田市水道事業会計決算状況について 2 浜田市水道事業経営戦略の進捗状況(モニタリング報告)について (資料3) 3 その他
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公開・非公開 |
公開 |
主な意見、質問及び協議内容
(質問)料金回収率についての状況と、資料2について全国平均から類似団体平均に表現を変えた理由は。
(回答)料金回収率は、前年度から0.9%改善したが、エネルギー価格高騰の影響を受けて原価割れしている状況です。比較する対象は昨年度の審議会資料と変わっておらず、具体的な比較団体を分かりやすく表記を変更した。
(質問)令和4年度でコロナ渦による減免はあったのか。またその金額は。
(回答)コロナを理由とする減免はなかった。
(質問)基準外繰入の内容について。また赤字繰入はなかったのか。
(回答)未普及地域解消事業など浜田市一般施策として水道事業会計が行った事業における借入の償還金を一般会計から繰り入れており、令和4年度で約1億1千万円である。赤字繰入はなかった。
(質問)資料1の特別損失、362万円の詳細について。
(回答)特別損失は二つに分かれており、一つが令和3年度の給水収益で、お客様が料金払ったものに対して、漏水が原因の減免を約28万円行っている。
もう一つが一般会計に土地を無償譲渡しており、土地を帳簿から落とすために特別損失として約334万円を計上している。
(質問)資料2の有収水量が人口減により減っているとあるが、今後増えることはないか。
(回答)今後も人口減少が続いて給水人口が減っていくと、回復がなかなか難しく、節水意識の高まりによる対応機器の活用も加味して有収水量が下がっていく見通しである。
(質問)老朽化の状況について、法定耐用年数経過管路延長というのが増えている一方で、管路更新率は減ってきているという状況にあるが、経費削減ということで、必要経費まで削減されるとこのような現象が増えるという懸念があるが、その点は大丈夫なのか。
また、今月の初めに、旭町で起こった漏水事故の詳細について。
(回答)令和2年度の審議会で管路更新計画をお示ししたとおり、市全体で1,100kmを超える管のうち約240kmが各地区の防災拠点や、避難拠点に影響する口径が大きい重要な管であるため、これを中心に更新している。
旭町都川の県道で起きた漏水については、管自体の年数は経っているが、地下に埋まっている水路から水が流れて、石が当たって壊れたのではないかと考えられる。
(質問)修繕を行なっても、今後は有収率が下がっていく傾向にあるのか、下がっていくとしたらどの程度下がっていく可能性があるのか。
(回答)今年度4月以降の半年間のデータでみると、一番低いのは浜田地域であり、浜田地域76%強、金城地域で78.9%、旭地域で81%を少し超える程度、弥栄地域87%程度、三隅地域が84%から85%となっている。
更新については、有収率が低いところを見ながら更新している。
このままいくとどれぐらい下がるかということは、昨年と今年の比較でいくと2%程度下がっており、凍結とか大きな事故があると1%、2%は動く。どこまで下がるかというのは予測が難しいが、下がらないように横ばいで維持していきたい。
(意見)有収率の改善について、何か取り組みを行ったのであれば、審議会の場でも具体的に説明していただきたい。
決算に直接関連することではないが、次回の審議会でよいので、水道水の水質の基準や水源林の保護についての浜田市の取り組みについて教えてほしい。
(回答)次回の審議会で回答させていただく。
(質問)動力費の推移試算及び実績について、令和4年度の赤字が極端に増えているが、このまま燃料費が高騰し推移した場合、試算値と乖離したままなのでは。そうなると料金の見直し等もしないと経営が成り立たないのではないかと懸念される。その辺はどのように考えているのか。
(回答)動力費については経営戦略と大きく乖離しているので、どこかのタイミングでまた見直しをさせていただく予定である。料金改定についても、時期がいつかと今明言することはできないが検討はしていく。
(意見)動力費に関して上がっていくことが予測されており、それを踏まえた見直しというものが必要だと思っている。また、これは以前の審議会で、再生可能エネルギーでの発電ができないかということで、以前は経営的に難しいとのことだったが、このところの電力費高騰で状況も変わってきていると思われるので、浜田市もゼロカーボンを目指しているということで、その点も踏まえて、電力やエネルギーのことを考えていただきたい。
(回答)再生エネルギーについては、令和5年度に浜田市全体で公共施設への太陽光発電の導入可能性調査を行っている。設置の有効性が認められれば、順次、導入を行っていくという方針であり、調査の結果も踏まえ、水道施設に有効性があるという判断がなされれば、上下水道部でも予算化し取り組みを進めていく。
(質問)最近の物価高騰の中で、経費の削減や事務の効率化の状況とそれに関連する給水単価の将来展望について。
(回答)経営戦略において、令和8年度には決算が赤字になるという予測だが、その中に今回の4年度における動力費の急激な高騰の影響は反映しておらず、以前に比べても、かなり厳しい状況になっている。
様々な行革努力を行い、徴収の一元化など、事務の効率化によって、経費節減できる部分については今までもずっと取り組んできたが、大きな削減の効果が期待できるような項目というのがなくなってきている。
長期的には、施設のダウンサイジング等、ハード部分も含めたコスト削減に取り組んでいく可能性はあるが、短期的にはすぐに効果が出るような取り組みではない。
そのため、いかに収益を適正な水準で確保するかということについては目を向けないといけない時期になってきており、現在の水道ビジョンが令和7年度までであるため、次期水道ビジョンの策定に向けて経営戦略の見直し等もしていかなければならないと考えている。
今後どういった動向になるかというようなところについては、4月以降の審議会の場で皆さんに実態と直近の情報を示し、具体的な材料を揃えて審議、検討していただくよう準備を進めていく。
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