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20240524 第1回石見神楽伝承内容検討専門委員会

 

会議結果報告
会議名  第1回 石見神楽伝承内容検討専門委員会
開催日時  令和6年5月24日(金) 18時30分~20時15分
開催場所  浜田市立中央図書館2階 多目的ホール
会議の担当課  文化振興課神楽文化伝承室
議題
  1. 委員会の設置について
  2. 会長・副会長の選任について
  3. 報告事項
    (1)石見神楽の保存・伝承に向けた検討について
    (2)石見神楽に関する観光交流課の取組について
  4. 石見神楽の保存・伝承に向けて必要な取組に係る意見交換
議事録  第1回石見神楽伝承内容検討専門委員会議事録(PDF/743KB)
オンラインでの
公開・非公開
 公開(会議の動画はこちら

 

配布資料

 レジュメ(PDF/86KB)

 委員名簿(PDF/161KB)

 資料1_設置要綱(PDF/119KB)

 資料2_説明資料(石見神楽の保存・伝承に向けた検討について)(PDF/226KB)

 資料3_石見神楽に関する観光交流課の取組(PDF/2MB)

協議事項及び主な意見

 1 協議事項

 (1)会長・副会長の選任について

   会長に島根県立大学の豊田知世氏、副会長に石見ケーブルビジョン㈱の福浜秀利氏を推薦し、全会一致で承認された。

 (2)会議の公開について

   浜田市附属機関等の会議の公開に関する要綱に基づき、録画配信を異議なく承認された。

 2 主な意見

内容

学術的な伝承を期待し、そのためには拠点施設を整備してほしい。そこに神楽資料を集中し、ここに来れば全てがわかるというようにしてほしい。

石見神楽の歴史の面白さなどは本を見てもわからないことがあるので、展示施設は必要。

後継者育成として、市内の高校などで部活動だけでなく、科目として教えていくことが必要。福井県立大学の恐竜学部のように島根県立大学に神楽学科を設けてもよいのではないか。

保存・伝承のためには情熱とマネタイズ(収益化)が必要。石見神楽はアートしても魅力的なので、DX化やNFT技術を活用し、コンテンツをデジタルデータ化して世界に売っていく可能性もあるのではないか。

施設整備は、保存・伝承に向けた今回の協議の中では別問題と考える。

神楽の大切な教えはほとんど口伝であり、これをいかに残すかが大切。石見神楽を文化として正しく理解する努力が必要であり、後世に間違いや嘘を残さないことが必要。

石見神楽は派手な部分だけ見られるが、儀式舞も大事にされている。

市民が「石見神楽を創り出したまち」と自信をもって言えるようになってほしい。これは浜田市のみが言えること。

舞の文化をどうやって継ぐのか。後世に夜明かし舞の文化や30番以上ある番数をどうやって残していくかが大切。

社中や神楽協議会などの組織体を強固にする必要がある。5~10年後のビジョンも考えていかないといけない。神楽協議会の改革にも努めたい。

奉納神楽、祭典における巫女神楽の継承も考えていかないといけない。

これまで行ってきた他団体との交流神楽や高齢者などが見やすいようにまちづくりセンターや昼間の神楽上演、YouTube配信などを引き続き行っていく必要がある。

ネットオークションで衣裳や面が転売されている。今後なくなる社中の道具のためにも神楽伝承館があってもよいと考える。

端折った神楽ではなく、フルの本物の神楽を発信することが必要。舞い手が趣味で舞うのではなく、継承する気持ちがないと継承にならない。これを伝えていくことが大切。

これまで神楽団体に地域外の人は入れないという古い習わしがあったが、少しずつ変えていきたい。

現在主体の新舞だけでなく、旧舞も知ってほしい。

神楽があるから人が浜田に来る、若者が浜田に残る、祭りが盛り上がる「神楽さまさまなまちづくり」を目指したい。それを達成するため、子どもたちの知る、学ぶ、舞うことをかなえる体験、観光客が満足できる体験を実現するための手段を考えたい。

面の伝承も必要。浜田市が保管している昔の面の型の調査も必要な時期にきている。

浜田から生まれたものづくりが浜田からなくなったら意味がない。神楽産業は、金銭的な面などもあり、弟子を取って広めることが簡単にはできない。それをうまくカバーしてほしい。

衣裳や面の作り手は、浜田にとって何なのか言えない。浜田の文化財ですと胸を張って言えない。浜田で生まれたものづくりなので、浜田市を背負いたい。

浜田の子どもたちが「私が生まれたところには石見神楽があり、八調子や神楽の道具は浜田が生み出したもの」と言えるように育ってほしい。

神楽産業の県外発信はしてもらっているが、地元の人で知っている人が少ない。まずは市民が知る場をもっと作るべき。学校教育の中でのふるさと郷育も大切。

学校では、神楽はふるさと郷育の位置づけの中で各校取り組んでいるところがある。弥栄中学校では、教育課程外での取組として、卒業するまでに神楽を最低1回はすることにしている。目的は地域貢献で、高齢者施設などで公演し、地域の方に喜んでもらっている。

一般的には伝承しようと思うと食べていかないといけない。そのために発信拠点が必要。そこにマネタイズするための知恵を出すべき。バーチャルもいいが、ネットで拡散するとなると、絶対に本物を見たいとなる。

島根県立大学で神楽に携わりたいから残りたい県外の学生も増えつつある。新舞や旧舞、神楽産業を支える方たちの思いなどをまとめて学べる機会があればよい。学ぶことによって知ってもらい、関心を持ってもらうことが必要。後継者不足もあるため、社中同士が点から線への仕組みも考えていく必要がある。

広島神楽はどんどん発信している。本家本元の浜田市が石見神楽を情報発信できる体制を早く整えないといけない。

発信や伝承のための文化施設は舞い手としては必要。市の財政やその中に何を入れるかは重要な問題なので、この6回の話し合いの中ではできないと思った。各委員の話を聞く中で、そこに行けば本物やこれまで受け継いできたものが学べることが大切。

問い合わせ先

 浜田市殿町1番地
 浜田市教育部文化振興課神楽文化伝承室
 電話     0855-25-6301
 e-mail   bunka@city.hamada.lg.jp

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