ここから本文です。

20240730 第3回石見神楽伝承内容検討専門委員会

 

会議結果報告
会議名  第3回石見神楽伝承内容検討専門委員会
開催日時  令和6年7月30日(火) 18時30分~20時20分
開催場所  浜田市立中央図書館2階 多目的ホール
会議の担当課  文化振興課神楽文化伝承室
議題

1.報告事項                    

 (1)第2回専門委員会におけるグループワークの意見について 

 (2)委員への個別ヒアリング結果について

2.協議事項(グループワーク)                   

 石見神楽を保存・伝承するために「必要な取組」及び「推進主体」の検討

議事録 第3回石見神楽伝承内容検討専門委員会議事録(PDF/512KB)
オンラインでの
公開・非公開
 公開(会議の動画はこちら

 

配布資料

 レジュメ(PDF/84KB)

 委員名簿(PDF/179KB)

 資料1_第2回専門委員会におけるグループワークの意見について(PDF/423KB)

 資料2_委員への個別ヒアリング結果について(PDF/1061KB)

 資料3_石見神楽を保存・伝承するために「必要な取組」及び「推進主体」の検討(PDF/183KB)

 グループワークシート(PDF/912KB)

主な意見

グループワーク意見(石見神楽を保存・伝承するために「必要な取組」及び「推進主体」の検討)


Aグループ(神楽団体):テーマ「舞、演目、社中の保存・伝承など」

テーマ

(保存・伝承すべきもの)

取組の必要性・方向性

取組案や取組を実現するために求められること

奉納神楽文化

儀式舞

社中、演目

 

・奉納神楽や儀式舞を行う機会が減少している。夜明け舞をすることがなくなり、実施する演目数が少なくなっている。このままだと舞えない演目も出てくる可能性がある。舞う機会が少ないと上手くなれない。

・現人材では舞えない演目などもあり、台本のみでは再現できないものも今後発生する可能性がある。

・その要因として、地域における世話役の負担増、資金調達力の減少など、財政や人材の不足。

・夜明け舞の復活や奉納神楽の機会の増加

→「地域力」を高める。

→開催を支援する仕組み(夜明け舞のための防音の舞殿の整備など)

・過去の映像の収集・保全や現在の社中と演目を映像として残す。

・持続可能にするための資金を確保

→「花を打つ(ご祝儀)」文化の継承

→資金確保の方策の検討(鑑賞料金の値上げなど)

・舞は時代の要請などに応じて変化してきている。伝承の歴史や守り伝えるべきものを明確にしていかないと何が本質かわからなくなる。

・石見神楽を浜田の文化として捉え、浜田市にとって大切なものであるという位置づけを明確にする。

・舞の文化財指定 (社中・演目セットでの文化財指定)

→石見神楽の歴史・背景などを調査、整理し、指定に向けた資料整理が必要。

 

調査研究

・保存・伝承するもの及びその価値を明確にする。

・舞、演目、社中の歴史や社会的価値に関する調査・研究

・神楽台本の軌跡の調査

後継者育成

 

・子どもたちに石見神楽に触れる機会をつくる。

・浜田における石見神楽の歴史や各社中の原点の舞を社中員に継承していく。

 

・学校や地域での取組、発信

・奉納神楽などの鑑賞機会の増加

・舞い手に「浜田の石見神楽の歴史など」を学んでもらう機会の提供

情報発信

 

・石見神楽のことを市民が誇りをもって語れるようにする。(市民意識や観客の意識の醸成)

・学ぶ材料や環境(人材、空間など)の確保

 

 

Bグループ(神楽産業):テーマ「道具、製作技術、産業の継続・発展など」

テーマ

(保存・伝承すべきもの)

取組の必要性・方向性

取組案や取組を実現するために求められること

神楽道具(面、衣裳、蛇胴等)

 

・有形の道具がなくならないように保存・伝承する

・模倣品の流通を防ぐ

 

・石見神楽面・石見神楽衣裳の定義づけ

・歴史的な面や衣裳などの保管場所の整備

・面や衣裳の商標登録などの模倣品を防ぐ取組

神楽産業、ものづくり技術

 

・無形の技術がなくならないように保存・伝承する

・技術・デザインの流出を防ぐ

・継承すべき技術には市のお墨付き・公認を与える

・ものづくり技術の文化財指定

・石見神楽面や石見神楽衣裳などの定義づけ・ブランディング

・神楽産業としての本業を維持しつつ、ものづくり技術を活用した別のチャンネルを開拓する

・神楽関係以外から製作依頼への対応

→面を剥ぎ取る技術を使った「骨組みの無い照明」、縫製技術を使った「相撲取りの化粧まわし」など

後継者育成

 

・後継者育成には責任が伴うこと、技術が流出するリスクがあることから慎重にならざるをえない

・行政からの財政的な支援が考えられるが、より有効な取組についてさらなる検討が必要である。

調査研究

 

・時代ごとの道具について整理する

・有形・無形のものを守る

・道具、製作技術、産業の継続・発展などについての調査研究

 

Cグループ(神楽団体・神楽産業以外):テーマ「歴史・伝統などの情報発信、後継者育成、ファン拡大など」

テーマ

(保存・伝承すべきもの)

取組の必要性・方向性

取組案や取組を実現するために求められること

神楽文化を継承するための後継者育成

 

・幼少期から切れ目なく神楽文化に触れる機会をつくる

学校教育・ふるさと郷育としての取組には限界もある

 

・幼稚園・保育園での神楽体験

・学校教育・ふるさと郷育の継続

・高等教育における文化研究

・どんちっちサポートいわみとの連携

・石見神楽の関係人口づくり

・地域に多様な受け皿をつくる

 

・少年少女合唱団のような受け皿

・神楽の指導者を地域で供給する仕組み

→部活動の地域移行のような仕組みで検討

資金調達・マネタイズ

 

 

 

・石見神楽(舞、道具、技術など)の価値を評価する

・文化財指定など

・新しいマーケットの創造

 

 

・神楽衣裳の額装や海外輸出

・NFT(偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ)発行

・有料映像コンテンツの制作、VR/ARの活用

・関連商品の開発(グッズ、お土産)

・社中以外の組織で稼ぐための仕組みをつくる

 

・稼ぎを再分配する新しい組織(財団)の設立

・スポンサーや寄付を集める仕組みづくり

・石見神楽の上演費用を上げる

・演目を保持するためのプロの舞い手の育成

 

問い合わせ先

 浜田市殿町1番地
 浜田市教育部文化振興課神楽文化伝承室
 電話     0855-25-6301
 e-mail   bunka@city.hamada.lg.jp

このページを見た方はこんなページも見ています

    CONTACT このページに関する
    お問い合わせ先

    浜田市 教育部 文化振興課

    QUESTIONNAIRE このページに関するアンケート

    このページは見つけやすかったですか?
    このページの内容はわかりやすかったですか?
    このページは参考になりましたか?