会議名 |
令和7年度第1回金城地域協議会 |
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開催日時 |
令和7年4月23日 18時30分~20時10分 |
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開催場所 | みどりかいかん 大集会室 | |||
会議の担当課 | 金城支所防災自治課 | |||
議題 |
(1)施政方針について ・意見交換会
【協議事項】 (1)委員の選任について
【その他】
(会議資料) 【施政方針関係】 【協議事項関係】 1.委員選出関係 【その他】 |
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公開・非公開 |
公開 (録画配信) |
主な意見、質問及び協議内容
(1) 施政方針について
施政方針について説明を行った。
・質疑応答
【質問】養殖事業の実現可能性に関する調査について、現時点でどの程度のことが分かっているか。
【回答】大手水産会社との共同研究は今年3月にいったん節目を迎えましたが、海面養殖の場合は波が荒く水深が浅いこと、陸上養殖の場合はコストがかかること等、ともに現状では課題が多いという報告でした。水揚げが減っている中、養殖は水産業の大きな柱なので、何とか事業化を目指したいと考えています。
【質問】温泉総選挙で1位を取った美又温泉や旭温泉という観光資源があるので、県の補助金等を使って、観光客の取り込みや活性化を図る事業をやったらどうか。
【回答】 美又温泉について、現在は広島方面へのアピールを考えています。県東部の温泉には東京方面からも飛行機等で来られますが、浜田の場合は東京方面から温泉に入るために来るのが容易でなく、まずは広島方面のお客様に来てもらって美又温泉の日帰り入浴施設で温泉を楽しんでいただき、近隣の宿に泊まっていただくという構想をしています。
【質問】少子化や若者対策について、浜田市として特に重視していることは何か。
【回答】高校卒業後に進学等でいったん県外に出られた人が市内に戻って大学や専門学校での学びを生かせるよう、企業の誘致活動を推進したいと考えています。また、音楽やサッカー、フットサル等、浜田市に縁のない人が目的を持って浜田市に来て、働きながら活動を続けられるような仕組み作りにも力を入れたいと思っています。
【質問】公共交通の充実について、「交通事業者乗務員確保支援事業」とは具体的にどのようなものか。
【回答】事業者が新たに雇用された方の大型二種免許取得費用を負担した場合の支援を行うものです。国や県にもいろいろな制度がありますが、できるだけ事業者の負担にならないよう、浜田市も今年度から支援を始めました。バス業界やタクシー業界では乗務員対策が大きな問題になっているので、様々な就職フェア等に企業と一緒に我々も出向き、応援したいと思っています。
【質問】浜田市は、ガソリン代等の物価が広島や他の市と比べて高いのはなぜか。
【回答】行政が管理することは難しい問題ですが、物流や仕入れにかかるコスト、商圏の広さ等の違いが大きな理由と思われます。
【質問】昨年12月の中期財政計画及び見通しによると、財政調整基金は50数億円が令和15年まで推移するが、基金年度末残高は令和6年では158億円、令和15年には97億円となる見通しとなっており、年々減っている。20年後30年後を見た場合、基金年度末残高は枯渇するのではないかと危惧する。また経営収支比率は年々高くなり、令和15年では98.2%という見通しだが、各種インフラの老朽化で修繕等が必要になると、浜田市の財政事情は大丈夫なのかと危惧を覚える。今後の浜田市の財政状況をどのように考えているのか。
【回答】財政状況については、できるだけ国からのお金を利用し、取り組むべきことにはしっかり取り組む一方で、基金を貯めて、改善してきたところです。毎年貯金を積み立て、中国地方でもトップクラスのふるさと納税も活用する等、様々なお金を集める取り組みも行い、いかに財政状況を良くするか取り組んでいますので、今後もご心配のないような財政運営をしていきたいと考えています。
【質問】今年度の新規事業の中に「立地適正化計画策定事業」が挙げられている。金城は都市計画区域に指定されていないが、移住誘導等において影響があるのか。
【回答】立地適正化計画の策定に至った目的は、現在浜田駅周辺で行っている公共下水道事業に国からの交付金を受けるにあたって、立地適正化計画がないと交付金の配分を重点的にしないという国の方針を受けたことです。市街地に空き家や駐車場が増えているので、基礎調査をしながら、3年くらいかけて今後のまちづくりについての計画を作ります。立地適正化計画を作ると、駅周辺でのさまざまな整備に国の交付金を受けられ、民間にも支援ができるような制度を利用できるので、今回の計画を策定する作業に入っています。
【質問】新市誕生20周年記念関連事業について、前回の地域協議会で金城ではどのような記念事業を行うのかたずねたところ、金城地域で実施される各種ウォーキング大会等を「新市誕生20周年記念事業」と位置付けて実施するという回答だった。まちづくり委員会に何かやってほしいという話になっても難しいが、市が実施される行事に市民が参加するという形で良いのか。
【回答】市として、各地域で行事をやる考えはありませんが、各地域のまちづくり団体等がイベントを行う時には市が補助する制度がありますので、ご利用いただければと思います。
【質問】駅前の神楽時計が現在動いていないが、「浜田駅前活性化事業」として三櫻跡地に神楽の伝承等の施設を作ることを検討している中で、神楽時計の維持管理もまともにできないのなら、神楽を主体とした施設を作っても適切な維持管理ができないと危惧する。また、現在は三宮神社で定期的な神楽公演が行われているが、いろいろな問題があると聞いている。三櫻跡地に、実演できる施設を作ったらどうかということも検討されていると聞いているが、石央文化ホールが利用できればそちらで十分ではないかと思う。
【回答】神楽時計は平成15年の設置以降多くの皆さんに見ていただいており、繰り返し修理して継続していましたが、20年以上が経過して、中の機械や部品が想定外の故障を起こしました。現在製造していない部品があるため休止していますが、何とか復活させたいと思っています。一方で石見神楽はこの地域にとって伝統芸能であると同時に観光資源でもあり、各団体からも保存伝承に力を入れるべきというご提言をいただいているので、施設を整備して、浜田に来た人に神楽の歴史や衣装などを知ってもらえる場所が必要だと思います。実演場所については、収容人数が1,000人規模の石央文化ホールを毎週土曜日に神楽のためだけに借りるのは難しく、他の用途に利用する方々との住み分けが必要かと思います。場所は未定ですが、駅前の賑やかな三櫻の跡地あたりが良いというご意見もいただいており、石央文化ホールとは別のところで、老朽化している三宮神社に代わる実演場所を整備する必要があるかと思っています。
【質問】水道事業の維持管理には料金改定も必要だと思うが、昨今、非常に物価が高くなっている中で水道料金も上げると、低所得者の方等は非常に大変だ。そういった方たちに浜田市が水道料金を支援することはできないか。
【回答】人口減少により水道の利用者も減っていますが、人件費や修繕費、管路の更新等、水道を維持するお金も必要です。水道事業という公営企業会計の中でまかなうため、どうしても利用者の方にある程度の値上げをお願いせざるを得ないのが現状です。浜田市では、企業誘致等をした時の固定資産税収入増加分の半分や、市有の建物を売却した時の収入の半分を積み立てるなどして市民生活安定化基金を用意しており、水道料金の値上げをせざるを得ない時には基金を活用しながら激変緩和も行いたいと考えています。生活インフラの基本である水道の老朽化は、浜田市だけではなく全国的な問題でもあるので、この問題に対して国を挙げて何とかしてくれないかということを中国市長会において浜田市から提起したいと思っています。
【意見】3月に波佐保育園が閉園となり、地元としても寂しい思いをしていた中、新たに若者が入って旧ほたる湯館の施設にカフェを営まれ、周りの施設を事業拡大したいということで、まちづくり委員会にも相談をいただき、いろいろな方にご尽力いただいて話を進めている。なかなか若い人が来てくれない、活性化してくれないかという地域もあると思うが、幸いなことに若者が来てくれて、波佐を何とか盛り上げたいという意気込みを感じている。カフェのオープン当初は正直心配もあったが、SNSなどを使った情報発信で、土日は賑わっている。これから地域を挙げて、波佐の住民みんなで頑張って波佐を盛り上げていこう、このチャンスを逃してはいけないという気持ちでいるので、浜田市も応援してほしい。
【回答】波佐にある縁の里が3月で休館し、どう再開すれば良いかということで市でも悩んでいたところ、波佐のまちづくり委員会さんと地元の若い起業者が一緒に活用して、地域を盛り上げたいということをうかがい、支所担当課を中心に支援して、市でも方針を決めました。市の施設なので、指定管理等には議会の議決が必要です。6月議会にはこのことを提案して、何とか早く皆さんに使っていただけるように努力したいと思います。地域の皆さんにもまたお願いすることがあるかと思いますが、よろしくお願いします。
【意見】あちこちの個人病院が閉鎖して、医療センターを紹介されても予約が2週間後ぐらいになることがあり、なかなか順番が取れず、医師不足だと感じている。
【回答】開業医の減少は全国的な問題で、地方は特に状況が深刻です。医療センターの先生を充実させる場合は島根大学医学部に配属を依頼することもできますが、開業医の場合は直接依頼するわけにもいかず、頭を悩ませています。特に診療科が少ない科目については、いろいろなルートを通じて、大学卒業後の浜田市出身者に浜田市で開業してもらえるような支援を考えないといけないと思っています。
【意見】美又温泉の食事にジビエやイノシシ料理等を出したり、夏にはホタルの多く飛ぶような場所を作ったりして、お湯だけでなく他の目玉になるものも必要ではないか。
【回答】行政は基本的に日帰り入浴施設の整備だけを行う予定としており、周辺には民間で事業を行ってもらうことを期待しています。飲食店や観光関連等の事業は、できれば民間の方に来ていただきたく、現在公募を検討しているところです。
【協議事項】
(1)委員の選任について
地域協議会からの委員選出について協議し、次の委員の選任を行った。
「浜田市地域公共交通活性化協議会委員」 山本 宏明 委員
「浜田市まちづくり総合交付金制度検証・検討委員会委員」 西田 修 委員
「浜田市情報化推進協議会委員」 浅野 正志 委員
「浜田市温泉審議会委員」 岡本 奈美子 委員
【その他】
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