カレイは、島根県ではなじみある魚です。浜田漁港で獲れるカレイの代表的なものが「ミズカレイ(ムシガレイ)」「エテカレイ(ソウハチ)」「ササカレイ(ヤナギムシカレイ)」です。塩干品は浜田市周辺の特産品のひとつにもなっており、その生産量は全国一です。特に一夜干しは絶品で、産卵前で脂がのり、淡白な中にも上品な味わいが人気を呼んでいます。焼いてもとても美味しく、白身の絹の様な身質にくわえ、旨味、甘味、脂質分が適度に混在しているところが人気のゆえんといわれています。浜田市水産物ブランド化戦略会議に加盟した沖合底びき船が、8月から翌年2月に漁獲した、サイズが50g以上の高鮮度のものを「どんちっちカレイ」として認定しています。
プロフィール
■愛称/どんちっちカレイ
■魚種/カレイ目カレイ科の硬骨魚
■出身/島根県浜田漁港
■経歴/浜田沖を中心とした山陰沖西部の豊かな環境で成育
■資格/高鮮度・8月中旬~2月末に漁獲したもの
■特長/淡泊な中にも上品な味わい
■所属/どんちっち三魚のひとつ
■兄弟/どんちっちアジ・どんちっちノドグロ
ブランド魚「どんちっちカレイ」は浜田を代表する魚です
●ミズカレイ 標準和名:ムシガレイ島根県はカレイ塩干品の生産量が全国第1位で、5割近いシェアを占めており、特に「浜田の干しカレイ」は全国的に定評があります。島根県で獲れるカレイの中でミズカレイはエテカレイに次いで多い種類で、多い年は1,200トンの漁獲があります。
●エテカレイ 標準和名:ソウハチ
水深100~200mの海底に棲むエテカレイは隠岐島周辺から対馬にかけてが日本有数の漁場です。島根県をはじめ兵庫・鳥取・山口の各県でも底びき網漁が行われており多い年で漁獲は年間5,000トン以上にのぼります。島根県では多い年で2,300トンもの漁獲があり西日本で常に1~2位の漁獲を誇っています。
●ササカレイ 標準和名:ヤナギムシカレイ
一時は「幻の魚」と言われた高級魚ですが、近年漁獲量も増えています。全国的にはヤナギムシガレイと呼ばれ、島根県や日本海側各地ではササカレイと呼ばれますがいずれも薄く細長い形をしているところからきたものでしょう。一夜干しはカレイ類の中では最高級品で子持ちカレイは特に珍重されます。
どんちっちカレイが出荷されるまで
漁獲 浜田市水産物ブランド化戦略会議に加盟した団体が、山陰沖西部で漁獲したカレイ
浜田市水産物ブランド化戦略会議に加盟した団体が、沖合底びき網漁業により山陰沖西部で漁獲します。
<漁場の選定>
船上 8月中旬から翌年2月末までに水揚げされたカレイ
カレイの旨味物質であるイノシン酸は時間とともに低下していくことから細心の鮮度管理が行われます。
<品質管理の徹底>
選別 サイズが50g以上のカレイ
熟練の生産者が厳しい規格に見合ったカレイを選び出します。
<規格の厳守>
出荷 目印のブランドシール
ブランド名使用規約に基づき、生産者情報を記載したシールを貼って出荷します。
<ブランドの明示>
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