会議名 | 第8回浜田漁港周辺エリア活性化検討委員会 | |||
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開催日時 | 令和2年2月12日(水) 10時 ~ 12時 | |||
開催場所 | 浜田市立中央図書館2階多目的ホール | |||
会議の担当課 | 産業経済部水産振興課 | |||
議題 | 浜田漁港周辺エリア活性化計画の策定について | |||
公開・非公開 | 公開 |
資料
説明資料
資料2 浜田漁港周辺エリア活性化計画(案)
(1)表紙~目次
(2)P1~P26
(3)P27~P39
(4)P40~P50
(5)P51~P72
(6)P73~P97
(7)P98~P107
主な意見、質問および協議内容
(1)パブリックコメントの実施について
(意見)
3件も意見を頂きありがたい。1人の方が関係者の意見であった。今後、漁業関係者から同様の意見が出てくるのではないか。ワーキンググループを2回実施したが、回数が足りていたか心配であるが大丈夫か。
[事務局]
意見にある共同加工場の整備について、ワーキング会議やこの検討委員会の中でも一次処理をする共同の加工場が必要ではという意見があった。これについては、製品に至るまでの共同加工場を含め、産地の一次加工場についてニーズがあるので、まずは市内の加工業者の意向を確認しながら進めていきたい。
(2)浜田漁港周辺エリア活性化計画(案)について
(質問)
第一ビルサービスはどこかで実績があるのか?
[事務局]
広島の西空港の所にあるマリーナホップの運営を行っている。近隣では、江津市の風の国を買い取り昨年から運営を行っている。そことの連携を取りながらやっていきたいとの提案も受けている。
(質問)
指定管理者2社と聞いたが、どこが良くてこちらを選定したのか。もう一社は県外か?
[事務局]
もう一社は地元の業者。丁寧に提案頂いたが、結果的に広島の業者に決まった。
決まった主な要因として、企画的に公設市場をどうやって集客を高めるか、地元の人に愛される施設にしていくかの提案の思いが強い部分であった。これから主に商業棟の1階の物販、2階の飲食の関係、どういった形で浜田をPRしていくか等、具体的なところはこれから詰めていくことになるが、熱意をもって提案を頂いた。
(意見)
73ページ。浜田市水産業振興協会など、3者の関係が書いてある。このメンバーがそのまま推進委員会になるのか?
[事務局]
推進委員会のメンバーは、検討委員会の皆さまが計画の内容をよくご存じのため、そのまま移行させていただきたい。浜田市水産業振興協会に3つのワーキンググループを設け、その中でそれぞれの進捗管理等々をして、年度末に整理したものを浜田市が受け取り、推進委員会へ報告し、その中で色々なご意見、検証も含めてお願いしたい。
(質問)
指定管理業者が決まったが、任期は何年か?
[事務局]
最初の指定管理期間は令和2年11月からの3年5か月間である。施設の改修も希望に沿う形で実施するので、1期に限らず長く指定管理を続けてもらいたいとの思いを持っている。
(質問)
指定管理業者を評価する組織は別途あるのか?指定管理業者を評価する組織、体制はどうなのか?
[事務局]
モニタリング調査という形で随時、指定管理の状況を担当課が報告を作り、それに対し推進本部が推進会議の中で状況を確認する。3年5か月の任期があり、更新にあたっては改めて公募する。
計画の中に山陰浜田港公設市場の活性化という項目も入っている。推進委員会は、この項目に沿った整理を行っていきたい。市のモニタリング調査の中身と違ってくるかもしれないが、市の推進委員会は項目の内容に沿った整理検証をしたい。
(質問)
指定管理業者の評価・検証は毎年やるのか?
[事務局]
毎年状況の確認をしながら、指摘事項があれば伝える形になる。任せた以上3年5か月間何もしないということはなく、毎年きちんと確認をし、問題があれば指摘するということで進めていく。
(質問)
指定管理料はどの程度か?浜田市の財政から出るものであるが、どのように市民に還元されるのか?
[事務局]
指定管理料を市から払う予定はない。指定管理者が商業棟での物販、飲食等で収益をあげてもらい、その中で運営してもらう計画である。
(質問)
建物をお貸しするという形か。
[事務局]
そうである。市の建物を利用して運営してもらう形態となる。
(質問)
11月にオープンということで、浜田のコンテンツで有名なのは石見神楽と海・魚。浜田に来た時にどこに行くのかというと重要なのはこの二つになる。2点、お魚センターについては、この会でしっかり議論してきたが、失敗できない大事な事業。指定管理者が決まったが、良い意味で積極的に関与していく必要があると考える。モニタリングを含め市がしっかり関与することで施設や周辺エリアが活性化する。よろしくお願いしたい。
もう一つは魚が取れないという状況が毎年ある。生産者、仲買、加工事業者、周辺エリアの事業者、消費者への支援。大きく5つの事業者や方々への支援策を引き続き考える必要がある。魚が獲れないがどうするかというと、JF、生産事業者、漁師の皆さん、船をリシップ制度で進めているが新船を造るなど、モチベーションや機能が上がる取り組みや、境港や隠岐の船ができるだけ入ってくれる取り組みを進めること、仲買支援でマインドが減退するのではなくロットを増やし持ち分を維持するという取り組みも必要。
魚が取れなければ加工事業者が減るので、しっかりと魚が確保できるようにすることが必要。
仲買事業者の事情がわかった上であるが、販路拡大のための大口の仲買を呼んで来られるのか、来た場合に既存の仲買人のマインドが落ちないようどのように支援するかなど、考えてやっていかなければならない。
お魚センターが確実にクルーザーの寄港も含めた所で魚の消費等でプラットフォームになると思うので、ぜひ人を派遣するなど、浜田市もしっかり関与し、民間と行政で道を引いていただきたい。
[事務局]
魚が取れないことへの対策について、計画案の60ページ以降に記載をしているが、水産資源が少なくなっているのは全国的な状況である。そもそも地元の漁船が減れば取れないというよりも水揚げがなくなり、さらに仲買も減る。まずは地元漁船の存続体制として、今残っている水揚げの大半を占めている沖底、まき網、定置網の船団の維持は県と連携し支援しながら守っていきたい。
当然、船も老朽化している。沖底についてもまき網についても、これから生産者の意見を伺いながら県と市とどのような支援ができるかを考えていきたい。
ロットを増やすためには外来船、境船団や隠岐の船団のまき網船団が浜田漁港に水揚げをされる必要がある。浜田沖に漁場が形成されないと届かないが、これまでも県、JF、市と連携して外来船の誘致ということで、兵庫県、鳥取県などに浜田漁港の利用を働き掛けており、引き続き取り組みを進めたい。
沿岸について、ヒラメ、アワビ、ウニなどの水産資源の増加を狙った放流事業を引き続き実施し、沿岸漁業者が元気になるように進めたい。効果を毎年検証しながら、継続するのか新しい取組をするのかということも含めて検討していきたい。
雇用についても魅力が無いと漁業に従事してもらえない。PR、情報発信を進めながら、新規漁業者に関心を持ってもらうような取組もしていきたい。継続的に行いながら、新しい対策があればそちらも取り組んでいきたい。
3月議会で正式決定する指定管理者だが、市としてもしっかり支援したい。広報活動も市が一緒になってしていかないと、現在閉鎖しているため、どうなったのかと不安に思う声も聞かれる。新しい施設で再開するということは指定管理者に任せるのでなく、市としても広報していきたい。いただいた意見を踏まえ、市としても頑張っていきたい。
(意見)
指定管理業務のエリアは商業棟、仲買棟を含むのか?含むのであれば浜田魚商協同組合との関係はどうなるのか?指定管理者は3年5か月の任期で、端的に言うと赤字が出れば撤退すれば済む。しかし魚商組合はそういうわけにはいかない。関係の中の力関係、例えばイベントを打たなければならないとなったら、魚商組合は従えるのか。最終的に浜田の活性にどのように繋がるかということ。
浜田魚商協同組合が何回かこの会を欠席されていて不安を感じる。本気にならなければならない当事者であるが、その情熱が伝わってこない。どのような関係性なのかをご説明願いたい。
[事務局]
仲買棟について、現在、水産物仲買売場があるが、ここの一階部分の仲買の方に仲買棟に入っていただく。指定管理業者には全体を管理してもらうが、いきなり仲買の方とのやり取りも行っていただくというのは大変なので、浜田魚商協同組合に仲買の方のとりまとめなど、中間的な役割を担っていただく。そのため、施設の屋外トイレを改修してそこを事務所として浜田魚商協同組合に入っていただく準備を進めている。仲買の方には、今の業務を基本的にやっていただくが、やはり鮮魚をたくさん売っていただきたいというのが私共の思いのため、その辺りは連携をして鮮魚を売る取組をしていただくよう働き掛けをしていきたい。
施設全体は仲買棟商業棟共に指定管理者に一緒に管理してもらうが、仲買棟に関しては浜田魚商協同組合に中間的に入っていただき、仲買の方々のとりまとめ、色々な要望、お願い等をする中間的な役割を担っていただきたい。ずっと続けるかどうかの検討はあるが、しばらくの間はそのような形で進めていく。
(質問)
一つのエリアに船頭が2人いるという理解か?
[事務局]
そのように見えるかもしれないが、全体は指定管理者、中間的なところで仲買棟は魚商協同組合という形。
第三セクターから市が施設を買い取った。市としても盛り上げていかなければと思っており、お任せというわけにいかない。しっかりと支援をし、色々な方の意見を聞く中でたくさんの方に来ていただくようにしていきたい。
(質問)
ハサップについて、現状では7社とあった。残りの業者がそれにより商売をやめるという業者もいると思う。それに関連し、一次加工の共同工場は随分前から話が出ているが一向に実現できていない中、ハサップはどうなのか?
[事務局]
ハサップの現状について、浜田保健所に確認し、現在7件の届け出があるということで、ハサップ整備あるいはハサップに準じた衛生管理、これについては小規模ながらハサップというレベルまでいかずともそれに基づいた必要最低限の衛生管理として義務化される。今後、順次浜田保健所の指導のもと対応を進めていくことになる。期限は64ページにあるように、水産加工業者に対し2020年6月から義務化、猶予期間1年となっている。それまでに届け出を行う必要がある。加工業者はそれに向け検討、申請の準備を進めているものと考えている。進捗を確認はしていないが計画の振興に合わせ、ヒアリングをしながら進めていきたい。
一次加工の共同工場について、3年前に加工業者にヒアリングを行ったが、その段階では共同加工は難しいとのことだった。理由は一次処理をされるのにも技術があり、それを統一するのは難しいとの意見であった。時代が変わり、産地の一次加工について衛生管理をしっかり行った中で進める必要がある。時代のニーズ、消費者のニーズに合わせ、今一度、水産加工業者の意見を聞きながら一次加工の処理場の検討を計画の中に盛り込んでいるので、引き続き検討していきたい。
(質問)
この計画はすべてにJFしまねが関わってくると思うが、JFしまねの立ち位置は?この計画に対し前向きなのか?
[事務局]
JFしまねには今までも、特に集荷販売力の強化に関し、市も補助金等を支給していることから、すべてJFが絡むことであり水揚げの増加については本気になってもらっていると思っている。
当然、高度衛生管理荷さばき所についてはJFが運営するものであるので、積極的な関わりをもって協議を進めている。
(意見)
できるだけJFをひっぱり、先頭に立ってやってもらうように市も頑張ってもらいたい。
(意見)
去年は水揚げがかなり落ちている。一方で魚が少ないせいで魚価は上がっている。浜田の場合、去年のまき網は良かった。大敷は台風により網が破れ、現状では網を直している状況で、大きな被害を受けたため何か対策を考えなければならない。
一番影響を受けているのは、外来船が来ないことと、底びきが2ヶ統やめたこと。これは底びきの中でも比較的水揚げが少なかったが、2ヶ統やめたことがかなり影響しており、それにより加工業者が厳しい状況に陥っている。魚が少ないことと、それにより魚価が上がっていることが現状である。
造船鐵工があるが、今後3月以降続けていけるかという懸念がある。漁業を続けていく上で船が陸揚げできなければ境港、下関に行く必要があり、経営に大きな打撃がある。
これからできる高度衛生型荷さばき所だが、現状、JFの考え方はできるだけ多くの船に来てもらって、選別する以外ではスケールで揚げてほしいという考えであるが、浜田の場合は選別して水揚げしないと単価があがらない。現状ではセレクターが2台しかなく、それを地元船が利用したら県外船が入って来られないという問題がある。
基本的な計画は出来ているが、沿岸もかなり人数が減っているし、今やっている人がやめたら後継者がいないという状況。それを今後どのように考えていくか。渡船で釣りにくる人はかなり増えているため、そこを取り込んでその人たちが釣った魚を買いあげて競りに出すなどの考えもある。マイナス面もかなりあるが、それをプラスに変えるようなご意見を聞いていきたい。
(意見)
2020年~2025年度の6年間の計画。一番大切なのはどう運用するか。72ページに実施主体が書いてあるが、6年間で運用するということだから、年次別の計画が整理されているのか。合わせて来年度始まるということであるが市の予算措置はどうか?
[事務局]
年次計画であるが成果指標のうち数字が上がっているものは年次計画を整理している。
例えばハード整備の部分、冷凍冷蔵庫の目標数、整備内容などについては、年次計画はないが継続して検討することとし最終年度に成果につなげたい。
予算について、既に予算は継続している分がある。2020年については基本的には今から議会で承認をいただくが、継続している予算についてはそのまま次年度に引き続いてやっていきたい。
(意見)
こういった計画ができたということで、来年以降、関係機関が連携しやっていきたい。
(意見)
時代の流れの変化が激しい時代で、1年後2年後の未来も分からない状況。案自体も計画どおりにいかないかもしれないが、当事者の意見を聞き、意識を変えること。行政にその手伝いをしてもらい当事者が立ち上がることが必要だと自分自身認識した。
(意見)
お魚センターの失敗は許されないと考えていたので責任を感じている。年末に近隣の家族が京都より帰省され、広島にカキを食べに行くと言っていた。何かがあり、浜田港に行ってみようと家族や地域の方が思える場所にする必要がある。
ネーミングはどうか?名前を変えると新しいスタートになるのでは。浜田お魚センターのイメージが払拭されず、悪いイメージが付きまとう。
(意見)
ここへ来る前にお魚センター、漁港を見てきた。新装オープンという看板があるのを確認した。知らずに来た人が、「閉まってしまった。もう二度と開かない。」と思って帰ってはいけないが、再オープンすると分かれば秋になったらまた来てみようという印象になる。公設市場は衛生的に管理され先進的な市場ということで改修されたと思うが、途中衛生管理強化でまた1億2千万円程度の増額の必要と出ていた。初めから衛生的な管理だと作った建物になぜさらに金が必要なのかと思った。
なにしろ魚が獲れない。1月の終わりの新聞だが水揚げが4割減少。サバ・アジは大打撃で缶詰会社は休業と聞く。魚が獲れない中、あれだけの設備を整備して大丈夫か?今日仲買売場に行くと魚がたくさんあった。浜田港では上がらないが他で購入したものを売っているのかと思った。他所から買ったものは輸送量が上乗せされて高いということではないか。せっかく検討委員会をやり、これから色々とやっていこうという中で水を差すようだが、浜田だけでなく境港や九州でも漁獲量が激減する全国的に魚が獲れない時代、難しい問題である。知人等にPRしていく程度だが協力しあっていきたい。
(意見)
魚が獲れないと生産者はやっていけない。技術センターの方もおられるが、温暖化の影響もあり、かなり環境が変化して獲れる魚も変化している。生産者もどこに行って獲るかが難しい時代。JFの会長も言っているが、これからは地域間競争の時代。市場も同じ。船にできるだけ入ってもらえる港をつくっていかないといけない。これからできる新しい高度衛生管理施設を有効活用する方向で、生産者も魚を獲ることに力を入れていきたい。
(意見)
具体的にどう進めるのか、我々県としても浜田市、業界と連携し進めたい。その中で県も基本計画を策定中。これまでは基幹漁業ということで底びき、まき網、定置網を支援してきたが、今回の計画では沿岸漁業の底上げの必要があり担い手確保、定置網、沿岸漁業者の水揚げ確保に向けて県も支援していく方向性になっている。県に何ができるか、市と協議しながら進めていきたい。
(意見)
商工観光部の立場からは観光的なところで大きな期待を寄せている。運営や漁獲がないなどの問題があるが、これを核に盛り上げていきたいという思いは共通。観光の面でもこの施設はこれからの浜田市観光の拠点になると期待している。
第一ビルサービスは広島の方でも誘客施設の運営を進めており、観光客、広島方面の方を呼び込むことには長けていると思う。地域の観光施設と広域的な連携も進めながら、この施設を盛り上げていきたい。
(意見)
7号ふ頭が着工し、お魚センターの慢性的な問題、漁獲量の減少等様々な問題がある中、それらを串刺しにするのが今回の計画。物理的にはできているが、本当に動かすには思いが大事。オール浜田でいかに取り組んでいくかが重要。漁業者の意見を取り入れる場面をつくり、海のまち浜田に住んでいることを実感できる機運づくりが重要。そういう意味ではお魚センターは象徴的なので、ニックネームが必要かと感じた。
浜田港エリアではあるが、市内には1種漁港、2種漁港もある。15ページには漁獲量を全部足しているとある。漁獲量はかなり偏っているが、支えているのは組合員であるから、気持ちの問題であるが浜田市の中にどういう漁港があるのかをどこかで触れていただきたい。項目的には1ページの背景と目的か9ページ以降の浜田市の水産業の現状と課題になるかもしれない。
また、船頭が二人とあったが、72ページの関連団体に県、市、JF、その他と書いてある。指定管理者と市の関係、契約をされたそうだが指定管理者に何を頼んでいるかをしっかり理解する必要がある。営業成績だけ見るのではなく、地元市民に理解され、同じ方向にむかえるようにすべき。農産物も含め、良くなったと言ってもらえるようにしたい。
(意見)
オープンが遅れることが絶対に無いようにお願いしたい。
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