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浜田市身近な公園整備基本方針

1.基本方針の策定の趣旨

 都市計画マスタープラン(令和4年3月)では、公園・緑地の方針として、東公園などの拠点的な公園においては施設の長寿命化に取り組むこととし、街区公園等の身近な公園では、その適正な配置を推進し、子どもの遊び場や子育て世代が集える場、市民の健康づくりの場を整備・保全することとしています。身近な公園の適正は配置を推進するにあたり、その基本的な方針を示すために「浜田市身近な公園整備基本方針」を策定しました。

 

2.公園・広場の現状

 本市の公園や広場の数は97箇所あり、面積は約234万5千m2で、市民一人当たりの面積は46.4m2となります。浜田市都市公園条例では、市民一人当たりの面積は10m2以上とされていることから、公園等の面積は充足していると言えます。
 また、この他に、遊具や広場のあるまちづくりセンターなどの公共施設は33箇所あります。

公園・広場の現状

 

3.現状分析と課題の整理

(1)アンケート調査の分析

公園・緑地等の整備について望むこととして、「日常の憩いのための身近な広場や公園の充実」が最も高くなっています。(33.1%)

<浜田市の都市計画に関する市民アンケート調査〔令和3年〕>

公園・緑地等の整備について

(2)課題の整理

①開発行為等により整備された公園が多いため、その配置に偏りがあり、市街地においても空白地域が見られます。

〔国分町〕、〔殿町・松原町〕、〔港町〕、〔長浜町〕、〔三隅町古市場〕

②遊具のある公園・広場は全96箇所の内、43箇所あり、全体の45%となっています。その内、幼児向けの遊具(対象年齢6歳以下)があるのは30箇所、31%となっています。
公園・広場の遊具

③トイレのある公園・広場は全96箇所の内、47箇所あり、全体の49%となっています。その内、水洗トイレがあるのは32箇所、洋式トイレがあるのは17箇所となっています。

公園・広場のトイレ

 

4.身近な公園整備基本方針

(1)地域の状況に応じた公園・広場の配置

 これまでの公園整備の考え方は 、均質的に公園を配置し、公園の種別や面積に応じて誘致圏(利用の範囲)や公園の機能等を充足させようとするものでした。しかしながら、開発行為等により整備された公園が多いため、特に浜田地域では、配置に偏りが見られます。
 今後は、利用状況や目的に応じて他の公共施設を利用したり、未利用地を有効に活用しながら、子育て世代が安心して遊べる身近な公園を効果的に配置することとします。
 また、ボール遊びができる広い場所は、子育て世代が安心して遊べる場所との両立が難しく、学校施設の他にはほとんどないのが現状です。ボール遊びを目的とする場合には、子育て世代の利用状況や近隣住家などの周辺環境に配慮しながら配置することとします。なお、施設を整備する際は、公共施設再配置方針を踏まえた上で行います。
 
①公園・広場の空白地域の解消
②子育て世代が安心して遊べる場所の整備・保全

原井公園  杵束まちづくりセンター
 

(2)既存公園の魅力度の向上

 都市化の進展や成熟社会の到来に伴い 、住民のニーズも多様化し、公園の利用者層や利用形態も多様化していることから、今後は、時代の変化や地域特性、周辺施設との機能バランスに配慮しながら、誰もが利用しやすく地域に愛される身近な公園となるよう魅力度の向上に取り組みます。

①幼児向け遊具(対象年齢6歳以下)の充実
②トイレ環境の改善

桧ヶ浦児童遊園  東公園

 

(3)持続可能な公園づくり

①地域住民、民間事業者など公園に関わる様々な主体と行政が連携を深め、協働しながらそれぞれの役割を果たすことにより、適切な維持管理や、活発な利活用を促進します。
②定期的に施設の点検を行い、施設の劣化や損傷を把握し、機能の保全と安全性を維持します。点検により異常を確認した場合には、劣化状況や施設の重要度を勘案し、修繕や更新を行います。
 

(4)施設整備の優先度

 公園・広場の立地や地域住民のニーズを勘案し、以下の考え方(①⇒②⇒③)により優先度を決めて、整備に取り組みます。
①公園・広場の立地区分(資料編「浜田市身近な公園一覧表」参照)
②ボランティア活動の取り組み状況
③地元要望

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